シェ・コーベ

お盆少し前の昨日は、お墓の掃除に夕方、日の落ちる頃向かい、その後、フレンチ・レストランのシェ・コーベを訪れました。ここ数年のお決まりのコースです。

 

シェ・コーベは名古屋のフレンチの老舗で、ザンビと並んで有名でした。

 

結婚当初に訪れ、30年ぶりに昨年来て、また1年ぶりです。

料理の鉄人の須賀さんの兄がシェフをしています。

 

誠実に、料理に向かい合っておられる方だと思います。

料理は美しく、ロブション的ともいえますが、

一方、とうもろこしの冷製スープのように、

素材の甘さのみで作った、シンプルな料理もありました。

最近の流れに合わせ、軽いソースのメニューでした。

 

過去に訪れた時は、敢えてクラシック・フレンチのソースで、とお願いし、

妻とは別のソースで作ってもらったこともあります。

 

魚料理ではルッコラと生姜のソースを、

ブール・ブラン、白ワインとバター、あさつきへ。

肉料理ではロックフォールチーズとセップ茸のソースを、

ソース・ペリグー、マデラ酒とトリュフへ。

どちらも、定番のソースですが、きちんと作ってくれました。

 

懐かしい味で、過去をいろいろ思い出しながら食べることができました。

味覚も、嗅覚と同様、記憶と強く結びついています。

 

何度も食べたソースですが、落ち着けます。

 

クラシックな空間も広く、落ち着いていて、調度も素敵で、サービスも行き届いたものでした。

 

人の力を感じます。

 

トイレのドアも重厚な昔のままでしたが、設備は最新のものでした。