C.P.E.バッハのトリオソナタ ホ長調 Wq.162 光と影を表現する
2024.2.11の冨久田治彦門下発表会で1st フルート演奏予定です。
そのための分析。
1楽章は四分音符=105
ビブラートを使わず、トラベルソ的表現を考えています。
ノンビブラートというのも、なかなか難しい、ついビブラートかかってしまう、みたいですが、結局、クレシェンドか、でクレシェンドか。アクセントか、テヌートか、スタカートか、をきちんと吹いていくことで、表情ができると思いました。
CPEバッハの多感様式では、強弱で光と影を強調するのがよいかと思いました。
1楽章では2分音符の強弱処理。8分の3連符の歌い方。
あと、ターン3カ所が難しい。テンポ内に収めるのが。
2楽章は8分音符=68
この楽章も、ダイナミクス変化を。
悩みは25小節のフェルマータの長さ、と次の入り方の合図。
今までは、フェルマータも短め、で次へ入っていましたが、それだと、合図が難しい。
なので、フェルマータを長めにとり、間をとって入れば楽かと。
3楽章は付点四分音符=115で行きたいと思います。
基本、明るい曲ですが
小節67、93、122で変化があります。
67,93が何か、心理的葛藤を感じます。
それを122から明るく戻ることで解放する。