モイーズのTone Developmentの謎

発見が一つ。

2000年から現在まで冨久田治彦先生に師事してきました。

当初から、それまで自分で練習していたモイーズのTone Developmentを途中から1曲づつ、レッスンを受けてきました。

音作り、歌い方、フルート以外の名曲を知ることになりました。

一つ謎だったのは85番の Rondo capricciosoです。

楽譜にはサン=サーンスと書かれていますが、当時、サン=サーンスの曲でないことはわかりました。

それ以来、ずっと謎で、心の片隅にひっかかってきました。

たまたま、今日、検索してみました。

サン=サーンスに他のRondo capricciosoがあるのか？

ないようです。

では、他の作曲家でRondo capricciosoの有名な曲は？

メンデルスゾーンにありました。ピアノ曲です。

Mendelssohn, Felix:Rondo capriccioso E-Dur Op.14 U 67

これが正解です。

メンデルスゾーンが初恋の女性ピアニストに送ったピアノ曲（エチュード）に、その後このままアンダンテが加えられたものでした。

長年の謎が解け、すっきりしました。