正しいことを知りたい

趣味、人生観などについて考えていきます。

ワーグナー トリスタンとイゾルデを聞きました。

大学時代、友人からLPボックスをもらい、同じCDを購入。放置してありました。

 

指輪と違い、動機の予習もないため、親しみがうすいこともあり、メロディーがわかりにくく、あまり感動がありませんでした。

 

あとで、前奏曲と愛の死だけを聞くと、少しよいかなという感じにはなってきました。

 

唯一、イングリッシュホルンの角笛のメロディーが印象に残りました。

 

実は、このメロディーはフルートのマルセル=モイーズのメロディー・ブックという音のトレーニングの本にあり、吹いたことがありました。

カール=ベーム バイロイト祝祭劇場管弦楽団・合唱団 トリスタンとイゾルデ 1966 ライブ

 

C.P.E.バッハのトリオソナタ ホ長調 Wq.162 光と影を表現する

C.P.E.バッハのトリオソナタ ホ長調 Wq.162

 

2024.2.11の冨久田治彦門下発表会で1st フルート演奏予定です。

 

そのための分析。

 

1楽章は四分音符=105

 

ビブラートを使わず、トラベルソ的表現を考えています。

 

ノンビブラートというのも、なかなか難しい、ついビブラートかかってしまう、みたいですが、結局、クレシェンドか、でクレシェンドか。アクセントか、テヌートか、スタカートか、をきちんと吹いていくことで、表情ができると思いました。

 

CPEバッハの多感様式では、強弱で光と影を強調するのがよいかと思いました。

 

1楽章では2分音符の強弱処理。8分の3連符の歌い方。

 

あと、ターン3カ所が難しい。テンポ内に収めるのが。

 

 

2楽章は8分音符=68 

 

この楽章も、ダイナミクス変化を。

 

悩みは25小節のフェルマータの長さ、と次の入り方の合図。

 

今までは、フェルマータも短め、で次へ入っていましたが、それだと、合図が難しい。

 

なので、フェルマータを長めにとり、間をとって入れば楽かと。

 

 

3楽章は付点四分音符=115で行きたいと思います。

 

基本、明るい曲ですが

 

小節67、93、122で変化があります。

 

67,93が何か、心理的葛藤を感じます。

 

それを122から明るく戻ることで解放する。

 

 

ワーグナー ニュルンベルグのマイスタージンガー クナッツパーブッシュ モノラルでもステレオのように

ワーグナーニュルンベルグマイスタージンガーを、クナッツパーブッシュで聴き終えました。
毎日少しずつ聞いて6週で。
なかなかストーリーもハッピーエンドで楽しめました。
 
対訳を読みながらでしたが、ニュルンベルグとナチの関係が書いてあり、やや複雑な気持ちになりました。

モノラルですが、音の鮮度が高く、ステレオではないかと思うような音の広がりがありました。
 内振りセッティングなので、音像もセンターにあります。
不思議なことにバイオリンが左、低弦が右に聞こえるように思えます。

ApogeeとタイムドメインMid Tower

リンダ・ロンシュタットと、高橋洋子さんで聴き比べました。

 

ボーカルの再生にApogeeは定評があります。

 

Mid Towerの解像力のよさと音像定位の確かさを認めつつ、Apogeeのふわっとした音場空間の再現、音像の音触(耳の触感というべきか)、厚み、生き生きとした血が通っている、はMid Towerにないものです。

 

そのスピーカーの個性的な音が、音場再生とは別の、オーディオの大きな魅力だということを改めて感じました。

 

おそるべし タイムドメイン

Yoshii 9を聴き慣れたテストしていきました。医院の院長室の雑然とした部屋でしたが、広大な音響空間の広がり、そこで演奏されているようなリアルな音、音像が提示されました。

アルバムCloseの伴奏のピアノの響きやタッチの繊細な美しさ。

カンターテドミノのソロの音像の焦点のあった現実感、合唱のひびく空間の広さ。

チェリビダッケの第9の合唱部の、声と楽器がきれいに分離されているが積み重なったハーモニー。タイムマシンでコンサートホールを再現しているような錯覚で感動しました。

聞き応えがある2時間で、8cmのシングルコーンから出ているとは思えないような再現でした。

 

 

自宅でシロクマMidTowerとApogeeのモダンCaliperを比較しました。

MidTowerは、タイムドメインライセンスのシロクマ初の製品で、ユニットはYoshii 9と同一。高さがやや低いものです。

MidTower もチェリビダッケの第9の合唱部はYoshii 9とほぼ互角の、問題のない再生でした。その意味ではコスパは最高だと思いました。先日Oさんに聞かせていただいたVividより、音像がクリアに感じたほどです。音像の見え方、ありあり感は、解像度の高い写真を見ているような、コンサートの場、空間にいる錯覚を覚えます。

Apogeeは、平面型スピーカーで、面での再現が、音響空間の大きさを実感させます。私は対向法で内振り配置で聞いているので、タイムドメインのような、音場が再現されています。

Apogeeは、MIdTowerと比べて、空間が縦に広く感じます。音や音像は柔らかで、ホールで聞くような感触で自然に感じます。MidTowerの音像は、もっとリアルで、大袈裟に言えば超現実的。Apogeeの音は、それほど輪郭が明瞭でなく、厚みがあり、ふくよかな音像です。全体の響きはふわっとしています。コンサートの舞台でなく、会場の客席にいる感じです。

どちらも譲れない魅力をもっています。

 

Subaru BRZ 10000kmを越えました。

1500-2500回転のトルクの立ち上がりが、軽快に車を押し出し、気持ちのよい加速です。ライトウエイトスポーツカーではないと思いますが、身軽です。

 

昔のポルシェ73 RSに近い感覚ではないかと妄想しています。

 

25年乗っていた911(964カレラ2)との違いは、音です。911はボディーからも、エンジンからももっといろいろ盛大に音が聞こえ、賑やかで、それはそれでとても魅力的でした。

 

BRZはタイヤを中心としたロードノイズが盛大で、GTよりもレースカーを想像させ、エンジン音は控えめに鳴ってきます。私が、さほど高回転を使ってないこともあります。

 

ハンドリングは素直で、ラインは正確に狙えます。

 

この間、大事件がありました。

 

2023.6.17行きつけのレストランに駐車していて、隣に止めてあったワンボックスのキャンピング仕様車(こちらも新車で工場で受け取り、初運転だったようです)が駐車場を出る時に、内輪差で、右フロントに当たりました。

 

大きな車の横に止めてはいけないと反省しました。

 

店内へ車のオーナーがみえて、警察を読んで届出、保険で修理ということになりました。

 

損保は、自社手配の工場ではどうかと言ってきましたが、ディーラーにお願いすることにしました。

 

自走はできたので、車を取りに来て欲しいというと、自走できるので、ディーラーまでは自走して持ってこいとのことで、しぶしぶディーラーでレンタカーの代車を受け取りました。

 

この間、レッカー車の手配が可能かなど、確認に時間がかかり、6.29の入庫でした。

 

フロントバンパーの交換、右ヘッドランプの交換、フェンダー右の塗装修理、再コーティングで、合計370260円。

 

代車はいっさい使うことなく、完成後に担当者に交換で乗っていっていただきました。

 

フロントバンパーが新品になりました。

 

ワーグナーのタンホイザーを聴き終えて

ショルティー、ウィーンフィルの演奏で、リングと同じく、毎朝CDの1区切ずつ聞きました。

 

舞台が見えるような録音は素晴らしい。

 

巡礼の合唱、懺悔の動機、入場行進曲など、心に響く音楽。

 

一方、タンホイザーの歌はさほどの名旋律がなく、ストーリーの最後も急に展開して終わるので、最後の感動がうすかった。

 

思えば、リングの神々の黄昏も、最後が性急に終わったように感じた。

 

それまでの過程を重視している、ということなのか。

 

次はニュルンベルグマイスタージンガーをクナで。